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常時山本

玉川課長補佐講話全文

皆様、お晩です。

表題の件、すでにご存知だとは思いますがご確認いただければと思います。
先日(11/13)に行われた余暇進セミナーでの内容です。

警察庁生活安全局保安課課長補佐の玉川です。本日は、一般社団法人余暇環境整備推進協議会の平成24年度秋季セミナーにお招きいただき、ありがとうございます。また、皆様には、平素より、警察行政の各般にわたり深いご理解とご協力をいただいていることに対しまして、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

さて、昨年2月末の着任から、早いもので1年8か月が過ぎ、貴協議会の皆様の前でお話しするのも4度目になります。とりわけ、昨年の秋季セミナーでお話しした内容や、この5月に定時社員総会でお話しした内容については、厳しい内容であったというように評されているようでありますが、依然として業界の健全化のためには解決すべき課題が多数残されており、また、それらについて営業の現場において慣習化するまでに根強く存在している状況に、警察庁の担当官が相当の問題意識を抱えているというように受け止めていただければと思っております。

さて、今申し上げたように、現時点におけるぱちんこ業界の当面の課題については、本年5月の講話においてお話ししたものに変わりありません。このため、本日の講話において、どのようなことをお話しすべきかについては、非常に悩んだところですが、本日のセミナーのテーマが、「パチンコ文化を後世へ継承するために」というものであることに思い至り、今、様々な意味で変革期にあるぱちんこ営業について、今後とも、大衆娯楽として社会に受容され続けさせたいと皆様が思われるのであれば是非お考えいただきたいと思われることについて、お話しすることにしました。これまでの講話の視点とは少し異なったものでありますことから、意見にわたる部分は、飽くまで私見にすぎないことを、あらかじめお断りしておきます。

まず、ぱちんこ営業の現状から、話を始めたいと思います。

先日、レジャー白書2012が公表されました。その内容については、既にご存知の方も大勢いらっしゃるかと思いますが、私が一番驚いたのは、遊技人口の減少幅です。昨年の売上高については、約18兆9000億円と、対平成22年比で約5000億円、2.5%の減少である一方、遊技人口については、1260万人と、対平成22年比で410万人、24.6%の減少となっており、これまでのファンのうち、実に4人に1人がぱちんこ遊技から離れたこととなるわけです。他方で、年間の遊技回数については、平均27.8回と、対平成22年比で7.9回の増加、年間の平均費用については、9万3700円と、対平成22年比で1万6600円の増加となっており、ぱちんこ営業の売上げにおいて、いわゆるヘビーユーザーへの依存度が大きく増加しているものと推察されたところです。

現在、業界では、ファンの裾野を広げて、ヘビーユーザーへの依存を解消するための様々な取組を進めておられるところと承知しておりますが、昨年の統計を見る限りにおいては、この流れに逆行する状況が出てきたということになると思います。

しかしながら、これにはおそらく、様々な要因が関係しているものと考えられますので、先ほど、「昨年の統計を見る限りにおいては、」と申し上げたとおり、確定的な評価を下すことはやや早計であろうかと思います。ただ、いずれにしましても、平成23年の業界の状況については、このような見方があるということを基に、今日の話を組み立てていきたいと思います。

さて、ヘビーユーザーへの依存を解消し、ライトユーザーを拡大することにより、ファンの裾野を開拓していくということは、警察にとっては、過度に射幸性を追求しようとする営業を抑制し、幅広い年齢層のお客さんがポケットマネーの範囲内で、手軽に安く安心して遊技を楽しむことができる環境を整備していくことだと捉えられます。そして、それこそが、大衆娯楽としてのぱちんこ本来の姿であると考えます。他方で、皆様方、すなわち営業者の方々の視点に立って言えば、継続的なライトユーザーを増やしていくことは、この不況下にあって、中長期的に安定した売上げを確保できるという意味を持つものと考えます。ヘビーユーザーの数が限られている以上、業界の維持・発展を考えたとき、ヘビーユーザーの方を向いて業界を方向付けて、限られたパイを1万2323店舗が奪い合うのではなく、新規にファンを獲得し、そしてその新たなファンを含めて、安心して遊技を続けてもらうための努力が必要となってくるのではないでしょうか。

そこで重要となってくるのは、「ぱちんこ遊技が趣味として継続可能なものであるということ」と「安心して遊技ができるということ」だと考えます。すなわちそれは、ぱちんこを、著しく射幸心をそそらない、適度な範囲内で射幸心を満たすことができる大衆娯楽として存続させるという、風営法の基本スタンスそのものとも言えるわけですが、皆様の立場から平たく言えば、「ファンでない人も含めて、いかにぱちんこ遊技に対するハードルを下げるか」ということにつながるのではないしょうか。すなわち、既にファンである人にとってみれば、遊技に費やす費用を含めて、生活に負担をかけずに楽しめるものでなければ、継続につながらず、いずれ離れなければならなくなるということです。その意味で、遵法営業の徹底に加え、低貸玉営業の普及・定着や、より射幸性の低い遊技機の開発というものは、業界を存続させていく上で、今後とも必要な取組と言えると思います。また、ファンでない人についても、ぱちんこ遊技に対する心理的なハードルを下げるということは、皆様にとって大変重要なことであろうと思います。つまり、遵法営業・健全営業を徹底するということは、健全化が徹底できていない業界というイメージから脱却し、日頃皆様が願っておられるように社会的地位を向上させることにつながるわけですし、また、ぱちんこ遊技に関心を持っていてもホールに入ったことのない人を、ホールへ入りやすくさせることにつながるからです。例えば、先ほどの遊技費用の話についても、「お金がかかる」、「すぐにお金がなくなる」などという心理的抵抗感があれば、それでもなお新たな趣味としてぱちんこを追加しようとする人は少ないわけですし、また、ぱちんこ営業における射幸性の高さへの懸念や、法律で規制されていても脱法的手法をとりあえず試みて、警察を出し抜こうとする店が後を絶たないといった負のイメージがあって、ホールへ入る動機付けが損なわれた人や、ホールへ入ることに後ろめたさを感じる人もいると思います。

ですから、射幸性の抑制や遵法営業の徹底は、短期的には収益を下げる可能性があるかもしれませんが、長期的な視野に立てば、新たなファンを獲得し、現在のファンを維持して、社会の中で肯定的な評価の下に業の存続を図る上では避けられないことであろうと思います。言い換えれば、違法営業をしていた者にとっては営業規模の縮小がありますが、それと引き換えに、ぱちんこ業界全体としては、許容される範囲の大衆娯楽として、今後の存続が見えてくるということなのではないかと思います。

現場の店長クラスの声によれば、広告・宣伝や賞品提供方法の健全化・適正化が徹底されてこなかった理由の一つとして、「ここまで指導されれば何が違法なのかはよく分かっているが、以前と変わらない営業ノルマを課されるために、違法広告といったものをやらざるを得ない」ことがあるそうです。冒頭にぱちんこ営業について、「様々な意味で変革期にある」を申し上げましたが、一店員レベルではなく、経営権を有する営業者レベルの一人一人が、「もうけのためには違法な営業となっても仕方がない」という姿勢の改善を迫られているということも、正にぱちんこ営業が、今、変革期を迎えている理由の1つであると認識しております。

本日のセミナーのテーマに沿って、私の立場でお話ししたかったことは以上のとおりですが、頂いたお時間には、まだ余裕がありますので、数点、各論的な話をさせていただきたいと思います。くどいようですが、ぱちんこ営業に係る当面の課題は、本年5月の講話でお示ししたことと変わりなく、今から申し上げることについては、飽くまで5月にお話しした内容の補足でありますので、誤解のないようお願いいたします。

まずは、のめり込み問題への対応についてです。

ぱちんこ遊技へののめり込みについては、多額の借金を負い、重大事件につながったり、乳幼児の車内放置事件を引き起こしたりする例が後を絶たないことから、警察ではかねてから問題意識を持って、ぱちんこ営業における射幸性の抑制等の取組を続けてきたところであり、業界に対しても、再三再四この問題への対応について、各種の要請や指導を行ってまいりました。本来、日々のストレスを解消し、明日への活力を養うための大衆娯楽を通じて、逆に事件、事故を生じさせる人が出てくるというのは本末転倒であり、皆様にとっても不本意であろうと推察しております。

こののめり込み問題への対応に深化については、去る6月18日に、貴協議会を含む、パチンコ・パチスロ産業21世紀会を構成する各団体の幹部の方々に直接お願いを申し上げました。その結果、例えば、ぱちんこ営業者団体におかれましては、ぞれぞれのウェブサイトに特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワークへのリンクを貼り、また、数百万個に上るポケットティッシュ、オリジナルステッカーを作成・配布され、ファン等への啓発を進められております。また、会員の方々に対して、トイレ等の、遊技客が一旦遊技から離れ、一人で冷静に情報を受け止められる空間を中心に、同ネットワークの広報ポスターの掲示を徹底するよう指示をされているとうかがっております。さらに、意識の高い営業者の方が、自店の広告チラシの裏側にこのポスターと同じ内容を掲載し、啓発を図っている例もあると承知しております。

今申し上げた取組は、現在、業界で進められている取組の一部であり、ぱちんこ業界の皆様におかれては、ぱちんこ営業者、遊技機製造業者、遊技機販売業者のそれぞれの立場から様々な取組を進められております。その真摯な対応に、改めて敬意を表したいと思います。

ところで、先ほど触れましたリカバリーサポート・ネットワークをはじめとする関係団体への支援について、若干のお願いをしたいと思います。皆様の広報啓発の取組が奏功して、同ネットワークの認知度は、従来をはるかに超える速度で高まっております。このこと自体は大変素晴らしいことなのですが、広報啓発が進めば進むほど、同団体への相談件数が増加するわけで、現に、同ネットワークへの相談件数はここ数ヶ月で急上昇しております。相談件数が急上昇しているというのは、以前から、ぱちんこ営業の陰で、それだけの人々の相談ニーズがあったにもかかわらず、それが埋もれていたのが、今回、皆様のご尽力によりくみ取られて、目に見える形で現れてきたということであります。他方で、同ネットワークでは従前と変わらない体制で、急増した相談に対応していると聞いております。

のめり込み問題への相談対応に当たるには、相応の知識、経験が必要となるため、簡単に体制を拡充するというのは難しいかもしれませんが、どうか、広報啓発の取組を継続するだけでなく、同ネットワークをはじめとする回復支援団体への御支援を拡大し、のめり込み問題に悩み、苦しむ人々に十分な対応が行き届くようになるようにしていただきたいと思います。

また、支援の話とは別に、そもそも過度にのめり込む人を生み出さない取組が、のめり込み問題に対する原因療法として重要であるところ、「ぱちんこは、適度に楽しむ遊技です。」という文言のとおりに、その範囲で遊技してもらうことを念頭に、ぱちんこ営業者の方々にあっては、日々の営業の在り方を、遊技機製造業者の方々にあっては、開発する遊技機の在り方を、それぞれ不断に見直していただきたいと思います。そうすれば、自ずと、皆様方の業界に対する社会的な評価はついてくるのではないかと考えます。

ところで、貴協議会を含むホール関係5団体では、6月の当庁からの要請への回答の一環として、児童車内放置事件の防止のために一層の取組を進めることを声明されました。また、団体横断的な委員会を設け、具体的な対策マニュアルについて、現在、策定中とうかがっております。この対策マニュアルの内容については、大変期待しているところでありますが、更に重要なこととして、「総付景品等の提供に関するガイドライン」や「ぱちんこ営業に係る賞品の取りそろえの充実に関する決議」と同様に、一つ一つの営業所において、確実に守られることが重要であり、対策マニュアルが、単なるエクスキューズではなく、こうした事件の防止に業界が真剣に取り組むためのよりどころとしてきちんと機能してほしいと願っております。余暇に余裕を持って遊ぶべきぱちんこ遊技に保護者が過度にのめり込んだがゆえに、何の罪もない子供が亡くなるという悲しいことは、一切あってはならないはずです。確かに、人手の少ないホールもあるでしょう。マニュアルどおりに対応すれば経費がかかりすぎるという声も上がるかもしれません。しかし、児童車内放置事件の防止に業界が真剣に取り組み、着実に結果を生むことは、必ずや業界に対する社会的な信頼を増すはずです。このマニュアルが、個々のホールにおいて常識として根付き、そして営業の流れの中に不自然なく組み込まれ、確実に履行されていくことを大いに期待しております。

次に、広告、宣伝等の健全化について、お話しします。

できれば、今回の講話においては触れないで済むようになっていればいいと考えていたのですが、どうしても触れざるを得ない現状があるということを申し上げてから話を始めたいと思います。

確かに、表立って広告、設備等規制に違反する事例は、全国的に見れば、昨年6月までに比べ、相当減ったのかなという印象を受けております。

これについては、警察の厳正な指導取締りのほかに、2つの事情があるのではないかと考えております。1つ目は、おそらく大多数がこのケースだと思うのですが、風営法の規制を無視し、又は巧妙に抜け道を探そうと悪あがきをするより、コンプライアンスを重視し、正面からの社会の目と向き合い、正攻法で存在感を高める方が、企業イメージのアップ、ひいては地域住民の支持につながり、収益の増や、摘発による減収リスクの回避ができるというように考える営業者が増えたということだと思います。もう1つは、警察行政の動向を単に属人的なものとみなして、当面はおとなしくしていよう、もっと言えば、警察庁の担当補佐が替わるまでおとなしくしていようという考え方を採るケースです。当然ですが、警察行政の動向は属人的な要因に帰するというような単純なものではありませんし、また、昨年来の指導は警察庁発の公式文書により行ってきた以上、それはすなわち、警察庁として今後ともそのような立場を取るという宣言でもあります。したがって、当面の間、おとなしくしていればよいと考えるのは誤りであります。

さて、今申し上げたように、「表立っての違反」については減少しつつあります。しかしながら、行政処分をしなければならないような違法な広告、宣伝等を行っている営業者が皆無となったわけではありません。本来存在しない「グレーゾーン」を追求しようとする営業者等や、新聞折り込みチラシと比較して目立ちにくいウェブサイトやブログ、ツイッター等で隠語を用いていわゆる出玉イベントを告知する営業者等は、いまだ散見されます。一例ですが、先日、ある営業者のブログを見ていたところ、本年7月の新通達発出直後は、「当店は、風営法の規制に従って遵法営業を心懸けます。」などと書いていたのですが、最近は、隠語を用いて明らかに出玉イベントと思われる内容を告知する記事になっていました。ことここに至っても違法な営業方法にしがみつく例はなくならないところです。

営業者であれば、当然営利の追求は重要でしょう。しかし、ここまで風営法を遵守することの重要性について指導を受けていて、それでもなお違法な広告、宣伝等をやり続けようと考えること自体が、その許可営業者としての自覚のなさと、違法な広告・宣伝等が清浄な風俗環境を害するだけでなくのめり込みの促進をももたらす危険性があるということへの無自覚とを表すものと考えます。

先日、ある都道府県警察の担当者から耳を疑うような話しを聞きました。それは、その都道府県警察本部に県の遊技業組合を経由して、「あの店のあの広告はおかしいのではないか。うちの店でもやる。」という通告があったそうです。立ち止まって考えてみると、連絡をしてきた営業者は、ライバル店の広告について、風営法に照らして問題があると考えているわけですが、警察が知らないままなのなら、営利を上げるために自分たちも同じことをやるというのは、社会常識に照らしても首をかしげざるを得ないところです。「営業競争が厳しいから仕方がないではないか。」と言われるかもしれませんが、それは、5月に指摘した、「それが法に抵触しかねないものであれ、「他のぱちんこ店と同じことをしないと損をするかもしれない。」と考える慣習」そのものにほかならないと思う次第です。

ところで、「なぜ、警察は、そこまで広告、宣伝等の健全化にこだわるのか。」という声があるようですが、これについては、大きく分けて2つの理由があると考えています。いずれも、ぱちんこ営業の本質的性格からの理由なのですが、改めて申し上げるまでもなく、ぱちんこ営業は、適正に営まれれば適度に射幸心を満たすことのできる手軽で身近な大衆娯楽を提供するものとして位置付けられるものですが、反面、その営業の態様によっては、著しく客の射幸心をそそることになり、善良の風俗や清浄な風俗環境等を害するおそれがあるため、都道府県公安委員会の許可・監督の下に、風営法に定められた各種の規制は、ぱちんこ営業を賭博と一線を画した遊技を提供するものとし、善良の風俗や清浄な風俗環境等を保持するためのもの、平たく言えば、ぱちんこ営業というものの存在を認めるためには、これに伴って発生する社会的な副作用を抑えなければならないわけで、そのための安全装置が風営法の各種規制であります。よって、ぱちんこ営業者が、営業の許可を受け、特別に営業を認められている以上、風営法の規制を遵守しなければならないという社会的な要請は、当然ながら極めて強いものです。そして、あまつさえ規制を受ける側が、「この規制は建前」だとか、「この規制の優先度は低い」などと勝手に整理して、ちょっとくらいなら守らなくてよいなどと言ってよいものではないのです。

ここで、警察が、広告、設備等規制の指導取締りを重要視する理由の1つ目の話となるのですが、今お話しした点を多くの営業者がはき違え、長年にわたり、法律を無視した、まるで遊技場が鉄火場であるかのような広告、宣伝等を行ってきたという業界の状況は、今までどおりぱちんこ営業の存在を我が国で認めていく上で、確実に是正させなければならないということです。こう申し上げれば、未来に向けて業の存続を願われる皆様にとっても、当然納得のできる取り組みであることが御理解いただけると思います。なお、従来、出玉イベントは「営業上の飛び道具」などと称されて、安易で、かつ即効性のある集客手段として使われてきたようですが、様々なところで指摘しておりますように、そもそも、出玉イベントは、回胴式遊技機を高設定にする場合以外は、違法行為を前提とするもので、虚偽広告でなければ、釘曲げをはじめとする遊技機の無承認変更を行っているわけですから、いまだに違法広告等を行おうとする営業者は、その点でも警察の疑義の目が向くということに思いを致すべきであると考えます。

さて、広告、設備等規制の指導取締りを重要視するもう1つの理由は、広告、宣伝等の適正化を徹底することが、遊技機における射幸性の抑制と同様に、過度なのめり込み及びのめり込みに起因する犯罪等の防止という点でも意義を有するということです。あたかも著しく多くの遊技球等の獲得が容易であるかのような違法な広告、宣伝等が行われれば、ぱちんこ遊技へののめり込みを促進し過度なものとしてしまう危険性も生じてしまいます。このため、ぱちんこ営業における違法な広告、宣伝等を取り締まり、健全化を徹底することは、単にぱちんこ営業の健全化にとどまるものではなく、治安一般への悪影響の防止に一定の意義があるものと考えております。

広告、宣伝等の健全化に関しては、一般的には広告、設備等規制に該当しない表示例も含めて、方向性をお示し済みであると認識しており、また、いつまでも警察の指導取締りに頼るというような体質を改め、自発的に進めていく時期に来ていると思っております。自発的に、そして自律的に、違法行為を行う営業者を業界内部で抑え込むという、成熟した産業であれば当然認められるそうした姿勢が、ぱちんこ業界にも定着していくことを願ってやみません。その意味で、全日本遊技事業協同組合連合会が各都道府県の遊技業組合に指導している違法広告の相互チェックシステムについては、適切に運用されれば大変画期的なものであり、大いに期待しているところです。ただ、このシステムについては、ちまたで「相互監視システム」と報じられたり、語られたりしているようですが、最初にこのような表現を見聞きした際、結局、業界には、「相互に「監視」しないといけない。そうしないと抜け駆けが出る。」という暗黙の前提というか諦念があるのかな、というように感じられた次第です。しかし、複数の業界団体幹部の方が発言されているとおり、このシステムは、風営法を守って営業をしていれば、もとより何ら自分が対象となることはないシステムであり、同時に、皆様方のような遵法営業者の営業を守るためのシステムであると思います。この期に及んでなお違法な広告、宣伝等を行い、遵法営業者の営業を不当に圧迫し、ぱちんこ営業の健全化を遅らせようとするアウトサイダーをきちんと排除し、遵法営業者同士による公正な競争環境を維持するためのものであると理解しております。

皆様には、このシステムがライバル店に対するけん制の手段としてではなく、地域における健全なぱちんこ営業の発展の手段として、適切に運用されるよう、ご尽力を期待します。

最後に、いつも申し上げていることではありますが、当庁からの指導、要請は、業界が風営法の規制を改めて認識し、遵守を徹底して、法に照らして非難を受けない健全な業態を確立していただきたいという観点によるものであります。

この場にいらっしゃる皆様を含め、ぱちんこ営業者の大多数は、遵法営業を心懸ける心ある方々と思っていますが、私が最も憂慮しているのは、一部の不心得な営業者が違法営業を行うことにより、遵法営業者の営業を圧迫する事態が生じ、ぱちんこ営業の健全化を遅らせるようになってはいけないということであります。そのために、警察としては、業界が進めている健全化の取組を後押しするのみならず、厳正な取締りを進め、違法営業者がやり得をし、真面目に努力されている遵法営業者が損をするというようなことのない、遵法営業者同士による公正な競争環境の整備に努めていきたいと考えております。

ぱちんこ業者は、減少したとは言え、今なお1260万人という非常に多くの方々が楽しんでいる代表的な娯楽です。今後とも、国民の生活に憩いと潤いを与える存在であり続けるために、過度に射幸性を追求する営業とは一線を画し、誰にとっても身近で、手軽に、安く、安心して余暇を費やすことのできる健全な遊技の提供に邁進していただきたいと考えております。

貴協議会におかれましては、正に貴協議会名にあるように、「余暇環境の整備を推進」すべく、ホール関係団体の中にあって存在感を発揮し、業界の発展と健全化に向けて努力され、広く国民に受容される業態を確立されることを祈念いたしまして、私の話を終わります。

御静聴ありがとうございました。


by ビジョンサーチ社



ユーザーの方々からすれば、どうでも良い話ですね・・・^^;



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  1.  要約すると
    ①『建前上クギ調整はしてはいけないとなっているのでパチンコの出玉イベントは絶対に禁止だ!』
    ②『でもパチスロには6段階の設定が認められているから、パチスロの出玉イベントはどんどんやっても構わないんですよ♪』

       って事ですかね?



  2. どうでもいいこと?それ、大間違いじゃない(`ヘ´)
    なんか、「文章が長いから、お前たちには分からないだろ!!」的な言い方に聞こえてなりません!
    大事な事は、この文章を踏まえて、業界がどう変わってきたのか、また今後どう変わっていくべきなのかを、小出しでもいいから提言する事ではないのでしょうか?



  3. うーん何か矛盾してるような…ベビー、ライトユーザーってどこから?パチンコ、スロットは娯楽じゃなくギャンブルだし、釘調整だって削りかたの酷すぎるホールもあるし、メーカーの営業のしかたも酷いし思いっきりダークグレーな業界で建前の健全化は出来ても根本的には変わらないのでは?



  4. 一物一価の影響で等価交換のホールが増えてきて、ヘビーユーザーは以前よりもお金を使い、ライトユーザーはパチンコから離れていってます。
    こんな状況で新規のファンを増やせって言ってるんですよね?
    この一年で新規ユーザーのハードルが上がったのは誰のせいなんですかね?



  5. これだけ長々添付して、最後の一言はないでしょう。
    たまでーたさんと意見は同じです。
    エンドユーザーは不快に思うでしょう。
    それにこのブログを見てるのはユーザーだけじゃないですよ。何かしらこの業界に関わっている人もいます。

    この講話に関する意見・感想が述べられないなら、ブログにわざわざアップする必要ないでしょ。
    最後の一言が自身の意見・感想なら、アンチ遵法営業ということを自覚して下さい。



  6. 自分的には、このお方(玉ちゃん)が何を言いたいのか解りませんね。本来レジャーであるならお客様の方を向いてお話しないといけないのに…イベントはするな、広告は控えめにとか…

    またそれに言いくるめられてしまう、パチンコ業界にも問題ありですよ。お客様の声を色々聞いて、それを伝えていくのが組合の仕事ではないのでしょうか?お客が遊びにくいレジャーを続けて、この先未来があるのでしょうか?マル〇ン社長とかは何をしてるの?少しはお客様の立場で考えろ



  7. 現状を『悪』と捉えるなら、原因は『メーカー』にあるのかと。

    ライトユーザーが気軽に打てるスペックの機械がどこにあります?遊パチ?1000円辺りのボーダーが14~15回の甘デジなんて、甘くもなんともない。投資スピードはMAXと一緒じゃないか。

    ここまで景気良く台が売れ、社員を増やし肥大化したメーカーとしてはこれからもどんどん台を売りユーザーから搾り取ることしか考えないでしょうね。

    パチンコ店は頑張って努力して経費削減やらを考えて利益を出してると思いますよ。でもメーカーは何かやってますかね?

    ボチボチ、自分とこの会社の利益しか考えてないクソみたいな会社は倒産でもなされればイイんですが…残念、そんな理念のとこが儲けがいっぱいだったり。

    おっと、そんな会社の社長さんは我が業界で沢山馬を買ったりして貢献してくれてるんだった…口が滑り過ぎたかな?(笑)危ない危ないf^_^;

    • 2012年 11月 18日



    お金を落とすお客さんには目もくれず、メーカーの顔色ばかり伺うお店に行く理由がどこになるのかと?
    自分は、かなりつーか、ほんど足が遠のきましたね。



  8. MAX、ライト、ミドル、アマデジなんて分かれてるけど確率は関係ないですよ、アマで3倍も嵌まってるし( ̄▽ ̄;)だからベビーユーザーに片寄るのでは?



  9. 8月の規制から自分が通う店はどこも釘が開かなくなりました。
    ボーダーも回らず削りまくりでは気軽に打てませんしスペック悪すぎで恐ろしいです。
    規制だ射倖性だヘビーユーザーを減らせだとこのままでは潰れるパチンコ屋が増えそうですね。
    以前よりギャンブル性が高くなりお金がかかるしライトユーザーなんか増えないと思います。

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パチンコ転職ナビ様

新台ポスターデザイン定期便様

グローバルアミューズメント㈱

売り場プロモーション診断士検定

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